私が「AUDI TT 8N」に施したチューニングとカスタムでも記事にしている「AUDI(アウディ) TT」について、現在私は8JタイプのTT RS(今後記事にする予定)に乗っており、AUDI車の中でTTという存在は、私にとっては特に愛着があるシリーズになっています。
ですが、ビートルの生産終了に続き、今度はなんとAUDI(アウディ) TTが現行型(三代目タイプ8S)で、完全に生産終了となる事が正式に発表されていた事を最近知り、とてもショックを受けています。
世界は「電気自動車」の時代へ
最後の「ザ・ビートル」を買うならお早めに!の記事でも書いていますが、現在VW(フォルクスワーゲン)も電気自動車プラットフォームの完成に努力を注いでおり、実際に2025年以降にはヨーロッパの自動車業界を初めとし、ガソリン車の製造ラインを終了させ、今後は「電気自動車」の製造へ世界がシフトしていくと考えられています。
そういった時代背景を受け、AUDI(アウディ)社もTTを現行タイプの8Sで完全に終了させ、TTの代わりに電気自動車の位置付けとなる「新型エレクトリックカー」を投入する事を決めたようです。
現行型TTは3代目となる「タイプ8S」
ここでAUDI TTの歴史について改めてご紹介したいと思います。
初代アウディTTは、1998年に発売された「AUDI TT 8N」。車体のほとんどに「アルミニウム製パーツ」を用いた事や、斬新な「丸みを帯びたボディ」は、それ以降登場する自動車のデザインに、とても大きな影響を与えました。
また、アルミニウム製による車体の軽さと、1,8L(1,800cc)ターボという小さな排気量から生み出される「250PS(250馬力)」の驚きの「ハイパワー」、そしてアウディ独自の4WDシステムである「クワトロ(quattro)」の安定性と合わさった「ハイパフォーマンス」と、注目する点が非常に多かったのも特徴的です。
発売当初、デザイン性を重視し過ぎたあまり、初代TTにはリアスポイラーが装着されておらず、この事が大きな原因とされる、180km/h以上の超高速域での横転事故が発生してしまい、急遽リアスポイラーの追加とサスペンションの設計変更が行なわれたなど、大きな問題が発生したのも有名な話です。
2006年以降に登場したのは、2代目となる「タイプ8J」。初代からの丸みを帯びた「TTらしさ」と、現代的なデザインも取り入れられ、AUDI TTという車種をとても一般的にさせた世代と感じています。
また、デザインで議論された「リアスポイラーの装着」についても、120km/hになると自動的に上がってくる「電動格納式リアスポイラー」タイプの登場により解決され、さらにアンダーボディのフラット化により、初代の欠点であった超高速域の安定性も改善されました。
そして2015年以降、新しく登場したのが3代目となる「タイプ8S」です。
TT最高峰の「RS」の動画で締めくくり!
まだ販売は続いているので、とりあえずはアウディTTの最高峰である「AUDI TT RS」の新型プロモーション動画「All Is All You Need | The New Audi TT RS | Audi Sport」を見て締めくくりたいと思います!
https://youtu.be/f3-XLLZjuKY
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